14.1. 生物学と社会 : 6度めの大量絶滅
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化石記録によると、地球上の生命の歴史は、比較的安定した時期が続く、短い大変動の時期により中断されるということの繰り返しであることが明らかになった
これらの大変動の間に、新しい種が出現し、多数の種が滅びた
変化する世界では絶滅は回避不可能
化石記録では地球上の生物種の50~90%が突然死滅し、永遠に消え去ったいくつかの大きな変化例が明らかになっている
多くの生物学者は、現在6度目の大量絶滅が起きているところであると考えている
地質学的尺度では非常に短い時間である過去400年間で、1000種以上が絶滅したことがわかっている
科学者はこの速度は化石記録で見られる絶滅率の100~1000倍であると見積もっている この出来事が大量絶滅の始まりを意味するか答えるのは難しい
それは部分的には、1000万から2億種と推定されている地球上の総生物種数と、絶滅種数を記述するのが難しいことによる
種の損失は過去5回の絶滅のレベルに達していないが、たとえばマウンテンゴリラのように多くの種の集団は、切迫した率で減少している 6度目の大量絶滅がここ数世紀以内に引き起こされることを示唆する
先の大量絶滅と同様に、地球の生命は、回復するのに何百万年もかかるかもしれない
化石記録は、破壊の創造的な側面も示す
大量絶滅は共通祖先から多くの多様な種への進化の道を開くことができる